0歳児の赤ちゃんは室内遊びがメイン。
天気の悪い日や暑い日が続くと、遊びがマンネリ化してどんな遊びをすればいいのか悩むママも多いと思います。
室内遊びは赤ちゃんとコミュニケーションをとり、発達を促す絶好の場です。
遊びのレパートリーを増やして、赤ちゃんの成長につなげませんか?
この記事では0歳児ができるおすすめの室内遊びとポイント・注意点をご紹介します。
0歳児の発達の特徴
0歳児はまだまだ発達の途中。
いろんな刺激が発達に影響すると考えられます。
まずは0歳児の発達の特徴をご紹介します。
特徴を知ることで、発達を意識して遊び方を選ぶことができるのではないでしょうか。
言葉の発達
新生児期は泣くことがコミュニケーションの手段です。
生後2〜3ヶ月頃になると、泣き声とは違った「あー」「うー」という声を出すようになります。
赤ちゃんがリラックスしている時や機嫌の良い時に出やすいそうです。
しゃべる初期段階として、生後5〜6ヶ月頃には「ばばば」というような子音と母音が連続する喃語(なんご)を発するようになります。
パパやママとのコミュニケーションで言葉を学ぶのです。
1歳頃になると、「まんま」や「わんわん」など言葉とその意味が分かるようになり、意味のある一語文として話すようになります。また、「もっと」や「だっこ」というような欲求も、言葉で伝えるようになっていくでしょう。
まだしゃべれない段階から積極的に話しかけることによって、赤ちゃんの言葉は発達します。
遊びながらどんどん声をかけてあげてはいかがでしょうか。
運動能力の発達
新生児期から生後2ヶ月頃は自分で動くことはできません。
生後3ヶ月以降から首が座り、上半身をあげたり寝返りをしたりします。
徐々にハイハイができるようになり、1歳頃には歩けるようになります。赤ちゃんの成長スピードはとても早いです。
同時に手指も発達します。
最初はぎゅっと握る把握反射から、1歳頃には指をバラバラに動かせるようになり、指先で物をつかめるようになります。
手指も発達を促すきっかけになる遊びを選ぶと良いでしょう。
0歳児の室内遊びのねらい
0歳児の室内遊びがなぜ重要なのか、どんな効果があるのかよくわからないという方も多いはず。
赤ちゃんが室内遊びをするねらいをご紹介します。
五感を刺激する
五感とは、視覚(見る)・聴覚(聴く)・味覚(味わう)・嗅覚(嗅ぐ)・触覚(肌で触れる)の五つの感覚のことです。
五感を刺激することは、赤ちゃんの成長発達に重要な役割を果たしています。
室内遊びで意識したい五感は、視覚(見る)、聴覚(聴く)、触覚(肌で触れる)。
視覚や聴覚、触覚などの感覚を刺激することで赤ちゃんの脳が活性化され、赤ちゃんの心身の発達や成長を促すことができます。
日常生活でも五感は刺激されますが、遊ぶことで普段使わない感覚が刺激されて赤ちゃんの成長発達を助けることができるでしょう。
愛着関係を深める
0歳児の赤ちゃんと遊ぶことで、親子の愛着関係を深めることができます。
愛着関係が深まると、赤ちゃんに安心感や心地よい感覚を覚えて人への信頼感が生まれると考えられています。
人を信頼することは、赤ちゃんの情緒を安定させて心身の成長につながるのです。
遊びと通じて赤ちゃんとの愛着関係を深めましょう。
0歳児の赤ちゃんにおすすめの室内遊び
次に0歳児の赤ちゃんにおすすめの室内遊びをご紹介します。
準備がなくてもすぐにできる遊びばかりなので、ぜひ実践してみてください!
手遊び・ふれあい遊び
手遊び・ふれあい遊びは赤ちゃんとスキンシップ・コミュニケーションを楽しめるだけでなく、感覚機能の発達を促し感情を豊かにしてくれます。
遊びを通じて赤ちゃんは体を動かす楽しさを知るでしょう。
また手遊び・ふれあい遊びは道具が不要なので、場所を選ばずにすぐ実践できて0歳児にはぴったりです。
歌詞に合わせて手や指、体を動かしながら遊ぶため、リズム感が養われて脳が発達します。
あわせて運動能力の発達の助けにもなるのです。
【手遊び・ふれあい遊びの例】
- トントントンひげじいさん
- グーチョキパー
- いとまき
- いないいないばあ
- いっぽんばしこちょこちょ
- むすんでひらいて
幼稚園や保育園、パパママの間でも親しまれているものばかり。
ぜひ自身の幼い頃を思い出しながら、赤ちゃんと楽しみましょう。
指先遊び
指先遊びは手や指を使い「握る」「掴む」「つまむ」などの動作をする遊びです。
指先を使うことで脳の発達を促してくれます。
主におもちゃを使用して遊ぶ室内遊びが多いです。
家にあるもので手作りできるものや100円ショップで売っているものばかりなので、手軽に楽しむことができます。
- お絵かき
- パズル
- 積木
- 型落とし
積木や型落としは掴む、握る、落とすなど手指の発達を促すと考えられています。
またパズルやお絵かきは色や絵を見て、視覚や触覚を刺激し記憶力や脳の発達につながります。
おもちゃや物を使用する室内遊びの際は誤飲に注意し、必ず赤ちゃんを見守りましょう。
感覚遊び・感触遊び
感覚遊び・感触遊びは様々な素材や物に「触る」「見る」「聞く」など五感を刺激してくれる遊びです。
握った感触や色の違い、形の違い、触ったときの変化などを感じることができて赤ちゃんの好奇心を刺激します。
【感覚遊び・感触遊びの例】
- 布
- プチプチ
- 新聞紙
- 粘土
- 風船
- ボールプール
プチプチを床に敷いてハイハイしたり寝転がったりして遊んでみましょう。
また新聞紙を破ったり粘土を握ってみたりして、形の変化や触覚を楽しむことができて赤ちゃんの刺激になるのです。
五感をフルに刺激できるので赤ちゃんの感受性を豊かにしてくれます。
たくさんの素材を使って赤ちゃんにいろんな感覚を体験させてあげましょう。
運動遊び
運動遊びは全身を動かすことで、運動能力の発達と身体の発達を助けてくれます。
0歳児でも首が座りハイハイができるようになると、体を動かす遊びができるようになり遊びの幅が広がるのではないでしょうか。
ママがサポートをしながら安全に遊びましょう。
【運動遊びの例】
- ハイハイでかけっこ
- 手押し車
- 段ボールトンネル
- 布団でお山登り
ハイハイでかけっこをしたり、段ボールのトンネルをくぐったりと全身を使って楽しめます。
マットや布団の上で転がって、ハイハイするだけでも良い運動になりますね。
踏ん張る動作や手をつくなどの日常動作が身につき、自然と運動能力が発達するのです。
赤ちゃんがたくさん動けるようになると、転けたり頭を打ったりと怪我をする可能性があるため、十分気をつけましょう。
絵本の読み聞かせ
絵本の読み聞かせは0歳児でも楽しめる室内遊びの1つです。
絵本の読み聞かせは赤ちゃんの成長・発達を促すだけでなく、親子のコミュニケーションをとるきっかけになります。
コミュニケーションをとり愛着関係を深めて、赤ちゃんに安心感や信頼感を与えてあげましょう。
また絵本の読み聞かせは読解力や言語能力、集中力、想像力といった学習能力の基礎を育ててくれます。たくさんの絵本を読むことで、視覚と聴覚を刺激して感情を豊かにしてくれるでしょう。
0歳児からでもぜひ積極的に絵本の読み聞かせをしてあげましょう!
0歳児の室内遊びのポイント・注意点
0歳児と室内遊びをする際のポイントと注意点を4つご紹介します。
発達・成長に合わせた遊びをする
赤ちゃんは0歳から1歳まであっという間に成長します。
自分で動けなかったのにいつの間にか歩けるようになる物です。
今までできなかったことができるようになり、赤ちゃんの興味の対象や、やりたい事がどんどん変化していきます。
0歳児の室内遊びは月齢ごとや成長に合わせて、遊び方を変えてあげることが大切です。
赤ちゃんの成長段階を確認しながら、適切な遊びを取り入れて室内遊びを楽しみましょう。
はっきりとした色のおもちゃや絵本を選ぶ
0歳児の赤ちゃんは視覚がまだまだ発達段階です。
生後6か月頃の視力はわずか0.1程度で、1歳でも0.2程度とぼんやりとしか見えません。
また色を区別する感覚は生まれてから発達するため、はっきりとした色の方が認識しやすいです。
おもちゃを選ぶ際は原色のものや鮮やかな色のものを選ぶと良いでしょう。
絵本も同様にはっきりとした色が多い絵本を選んであげると、認識しやすく興味を持ってくれるのではないでしょうか。
安全面に注意する
室内にはいろんなものがあり、中には危険なものもあるでしょう。
0歳児は目についたものや手に取ったものを何でも口に入れてしまうため、誤飲や窒息の恐れがあります。
口に入るサイズのおもちゃを使用する際は、必ず目を離さないようにしてください。
その他にも赤ちゃんの手の届く場所には割れ物やハサミなどの鋭利なものは置かないよう工夫をしましょう。
休憩をとる
0歳児は体力も発達途中です。
動けるようになると夢中で遊び続けてしまうもの。
ママがこまめに休憩を取らせるようにしましょう。
室内でも遊んでいると汗をかいたりエアコンで乾燥したりします。
時間を決めて休憩と水分補給をしてあげてください。
まとめ
0歳児からの室内遊びは、赤ちゃんの愛着形成や心身の発達にとても重要です。
室内遊びを通じて親子のコミュニケーションが取れたり赤ちゃんの発達を促してくれたりします。
赤ちゃんの成長スピードはそれぞれ違うと思います。
焦らずに自身の子どもの成長に合わせた遊びを楽しんでください。
天気の悪い日やこれからの梅雨や暑い夏の時期には、ぜひ室内遊びで赤ちゃんとの絆を深めましょう。
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