赤ちゃんの誕生から1ヶ月検診後、外出できるようになり徐々に散歩やお出かけの機会が増えていきます。
0歳の赤ちゃんに公園遊びはまだ早いのでは?と思っているママさんへ。
『公園デビュー』はいつからがおすすめなのか、気を付けたいポイントなどをご紹介します。
公園デビューはいつから?0歳の赤ちゃんと公園遊びについて解説
『公園デビュー』とは赤ちゃんが初めて公園へ行くことです。遊ぶだけでなく、散歩のついでに公園の景色を見るだけでも公園デビューと言えるのではないでしょうか。
初めて公園へ行くタイミングはいつが良いのか、首が座ってからか、歩けるようになってからなのか迷う方も多いですよね。
公園へ行くタイミングや注意すべき点、準備物などを事前に知っておくと安心して赤ちゃんと公園を楽しめますよ。
【公園デビュー】公園遊びはいつから?
『公園デビュー』は歩けるようになってからと考えるママも多いと思います。しかし、公園は家の中や散歩だけでは体験できない刺激を感じることができます。
公園は自然に触れ合えて、赤ちゃんの五感を刺激する絶好の場所です。
0歳赤ちゃんの月齢ごとの公園デビューをそれぞれご紹介していきます。
首がすわる頃
お天気が良ければ散歩のついでに公園へ立ち寄ってみましょう。
首が座り、自分では動けませんが徐々に外の世界に慣れてくる頃です。
まずは公園を見せてあげましょう。
公園の草木を触ってみたり、遊具を触ってみたり座ったりするだけで赤ちゃんの五感は刺激されます。
自分では動けないので、ママパパがサポートしてあげると視界がグッと広がります。
レジャーシートを敷き、赤ちゃんと一緒に寝転ぶのもおすすめです。
赤ちゃんの負担にならない程度に公園を楽しみましょう。
腰が座る頃
腰が座りお座りができるようになると、できる遊びがグッと増えます。
ママやパパが支えて低い位置から滑り台で遊ばせたり、膝に乗せてブランコに乗ったりプレ遊具遊びができるようになります。
ハイハイができるようになれば、ボール遊びもできるようになります。
芝生の公園ではハイハイで楽しく遊んでいる赤ちゃんを見かけます。
その際には周辺に危険なもの(タバコの吸殻やガラスなど怪我に繋がるもの)が落ちていないかを必ず確認をしましょう。
歩けるようになる頃
広い公園を自由に動き回れるようになります。
歩けるようになると好きなところへ歩いて行ってしますので、必ず目を離さないようにしましょう。
遊具で遊ぶ際も親のサポートが必要です。1人での遊具遊びはまだまだ危険なので、一緒に遊んであげましょう。
またシャボン玉遊びや葉っぱや石集め、砂場遊びなど色んな遊びにチャレンジできるようになります。
公園遊びは子どもの感性をより豊かにしてくれます!
【公園デビュー】乳児期の外遊びの影響
0歳の乳児期で外遊びは危険だと考える方も多く、室内で遊ぶ赤ちゃんが増えています。一方で外遊びたくさん経験している子どもの方が、集中力や運動神経が向上しやすいという調べがあります。
実際に0歳の乳児期に外遊びをすると、どのような影響があるのかを解説します。
身体能力の向上
2020年スポーツ庁の調べによると、乳児期に外遊びを多くしている子どもと外遊びをしていない子どもでは運動能力に差がでています。
体力や運動能力だけではなく、手先の器用さや次の動作に移行する円滑性などの発達に影響することが明らかになっています。
参考:公益財団法人母子健康協会
五感を刺激し感性を育む
外遊びをすることで身体的側面だけではなく、知的な側面としても学力や探究心、自尊心にも影響があることがわかっています。
外の環境は床面や足裏に伝わる感触が室内とは異なります。
だからこそ、外遊びでは五感を刺激し感性を育んでくれます。
公園は『触れる』『感じる』『扱う』といったことが体験できる場であり、0歳から外の環境を感じることで発達や成長に大きく影響があります。
外の環境は季節や天候、温度によって植物や生き物、景色が変化します。
その変化を赤ちゃんにも感じてもらい、『環境を通しての子育て』を心がけると良いでしょう。
参考:公益財団法人母子健康協会
【公園デビュー】公園遊びの持ち物リスト
『公園デビュー』の前にまず準備しておきたいものは『靴』と『帽子』です。
靴は赤ちゃんの足に合ったものを用意しましょう。大きすぎたり小さすぎると履くのを嫌がるようになります。まずはお店できちんとサイズを測って選んでもらうと良いでしょう。
帽子も同様にサイズの合ったものを用意しましょう。
大きすぎると脱げたりずれてしまい転倒の危険があります。
安全面を考慮し丁度良いサイズのものを選びましょう。
次に公園遊びの持ち物リストをご紹介します!
- 帽子
- 着替え
- おむつ・お尻ふき
- 飲み物とおやつ
- タオル・ウェットティッシュ
- ゴミ袋
- 日焼け止め
- 虫除けスプレー
- 絆創膏・消毒液
- レジャーシートやボールなど遊び道具
帽子や飲み物、おむつセットは必ず持っていきましょう。
ゴミ袋やウェットティッシュ、救急セットは転んだ時やちょっとしたことに役立つので持っておくと便利です。
夏場は汗をかいたり、水で濡れたりすることがあるので近所の公園であっても着替えを持っていきましょう。また、日焼け止めや虫除けスプレーも家で塗布しても念のため持参してください。
必要に応じてレジャーシートやボール、スコップなどの遊び道具を持参すると遊べる幅が広がります。
【公園デビュー】安全に公園で遊ぶための注意点
公園はいろんな年齢の子どもや大人が利用します。
0歳の赤ちゃんでも安全に遊ぶための注意点をご紹介します。
午前中に遊ぶ
乳幼児を公園へ連れて行く際は午前中がおすすめです。
午前中に日光を浴びると体内リズムが整うといわれています。
春や秋は午前中に公園へ行くのが良いでしょう。
夏は昼間は暑いので早めの時間帯、冬は朝は寒いのでお昼間の時間帯に公園へ行ってみましょう。
平日の午前中は幼稚園児や小学生がいないので公園も空いています。
同じ歳の赤ちゃんとの交流もでき、安心して遊ばせることができる午前中が狙い目です。
気候の良い日を選ぶ
赤ちゃんはまだ体温調節が苦手です。暑すぎず寒すぎず、子どもの負担にならない気候の良い日を選びましょう。
雨の日や雨上がりは地面や遊具が滑りやすくなっています。悪天候の日に出かける際は特に注意が必要です。
外遊び用の服装で遊ぶ
季節や気候に合わせた服装はもちろん、乳児期の公園遊びは汚れても良い長袖長ズボンがおすすめです。
歩けるようになると膝をついたり、転んでしまうことはよくあります。
虫除けや日焼け対策にも長袖長ズボンが有効です。
夏場は薄手の長袖があると便利ですね。
また服装はフリルやフード、紐がないものを選びましょう。
遊具に引っかかると怪我や事故につながります。何もついていない長袖長ズボンで遊びましょう。
子どもの安全を確認する
まずは公園の安全確認をしてください。
夏場は遊具が熱くなっていたり、雨上がりには滑りやすくなっています。
遊ばせる前にママやパパが遊具を触って熱くないか、壊れていないかなど確認してください。
地面もタバコの吸殻やガラスが落ちていると転んだ際に怪我につながります。
必ず確認をしましょう。
歩き始めた子どもは興味のあるところへ一直線。目を離した隙に怪我や事故が起きている場合があります。まだまだ1人で遊ぶのは危険なので、目を離さずに見守ってください。
休憩と水分補給をとる
子どもは遊ぶのに夢中で休憩を忘れてしまうもの。
動き回ると夏場でなくてもたくさん汗をかきます。
熱中症にならないように、親が気をつけてこまめに休憩と水分を取らせましょう。
食べたり飲む前には、手を洗うか拭くなどして衛生面にも気をつけてください。
まとめ
『公園デビュー』は歩けるようになってからでなくても、0歳の赤ちゃんでもできます。公園遊びは自然と触れ合えて赤ちゃんの五感を刺激し、家の中とは違う刺激を与えてくれます。その刺激が赤ちゃんの成長や感受性につながります。
0歳の遊具で遊べない時期でも、外の空気や自然を感じるだけでリフレッシュにもなります。
いつもの散歩コースに公園をプラスして、0歳から公園デビューしてみてはいかがでしょうか?
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